今週のPICArt -境界-

 

ボンジュー、PICAです。

 

桜の開花を楽しみにしている反面、

楽しみにする時期ができるだけ長くあってほしいと感じています。

 

 

年度末ということで教室の仕事では一年間の集大成に追われ、個人的なところでもズシンとくる出来事があり、なかなかに充実した一週間でありました。

 

 

アートはというと、描いてはいるけれど惰性に感じてしまったり、

あふれる情熱で描き始めても、描き終わるころにはもう過去のものになっていることを感じたり。

 

なにを描いてもしっくりこない時間が長かったです。

 

 

それでも、そのときどきで自分のすべてを注ぎ込めるように臨めば、

なにかしらのものは生まれてくるのだということが分かりました。

 

むしろそういう時にこそ、余分なものが削ぎ落とされてよいのかもしれません。

 

 

 

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『flowing_170316』

 

 

 

大きなサイズに挑戦したくて、ようやくできました。

これから気候もよくなるし、ベランダに出て思いっきり絵の具を振りまいて、大きな絵を描きたいです。

 

 

 

 

 

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『twinkle-twinkle,croak-croak』

 

 

ここのところずっと自分のアートについて分からなくなっていましたが、この絵が出てきてくれたことで私自身がとてもハッピーになって一件落着してしまいました。

 

 

アートは直接的に生活の役に立つものではないし、たまに「私は何のために存在しているのだろう?」と迷ってしまうことがあります。何かの、誰かの役に立てているのだろうか?と。

 

 

いしいしんじさんの小説で、アーティストや社会のはみだし者たちが”生ゴミとして回収されていく”というブラックユーモアな描写がありましたが、冗談ではなくそのように感じてしまう時があります。

 

 

 

それだけアートという分野は特殊であるし、単純であるし、

だからこそたぶん、社会で主流の価値基準に少しでも乗せようとすると負けてしまう。存在自体が迷宮入りになってしまうのだなと。

 

 

それならばいっそ、独自の価値基準でとことんやっていくしかないのだという思いに至り、それでこそアートはアートとして価値を発揮できるのであり、

 

そのように自分自身をまっとうすることを通じて、人に喜ばれる存在になりたいという思いで上の絵を描きました。

 

"I always want to find fun&joy at any time anywhere."

 

いつでもどこでも、らんらんとして転がっていたいです。

自分を形作るための建設的な境界線です。

 

 

 

 

 

 

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『faces_170316』

 

 

こちらは以前描いたもののリサイズで、かつ「境界線」というテーマを付け加えたものです。

 

 

以前のものはこれ。

 

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私の絵は輪郭をはっきりさせて「境界線」を作らないと落ち着きません。

 

 

私自身がとても他者からの干渉を受けやすいので、意識飽和状態にならないようにと自分を囲い込んでいるところが現れているのかもしれませんが。

 

 

意識が混ざり合う状態も楽しそうだけれど、まだしばらくは分離されている状態を楽しみたい。そういう「境界」として人の顔を描くことに興味をもっているのかもしれない。

 

 

 

迷いながらも描いた絵は、その時はしっくりくるものではありませんでしたが、

展示をして自分の考えや表現について話をさせてもらい、それを聴いてくれる人・反応してくれる人・共感してくれる人がいた時に、はじめてアートが「存在した」というような、しっくりくる感覚がありました。

 

 

知り合ったばかりだけれどその世界観に敬服してしまう写真家さんが、

(なにしろ感覚が振り切れていて、どことも定義できない空間や越境した意識を捉えるかのような作品を作られる方なのです)

あなたの絵がすきですと言って絵を買ってくださったのも、とても嬉しいできごとでした。

 

 

あなたの思うように、自信をもってやったらいいですよ、とも言ってくださいました。

ここしばらくの私の迷走が報われるようでした。

 

 

 

春は混沌。

いたるところでいろんなものが出会っては分かれてる。

主に内面世界。

 

 

 

PICA

 

 

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